- 借金をゼロにしたい
- 自己破産するためにはどうしたらいいの?
借金をなんとかするには、ザックリ3つのことをやればOKです。
1.相談する
2.依頼する
3.書類を用意する
いい弁護士にお願いして指示に従えばいいってことですね
とはいえ、これだけではなかなか具体的なイメージが湧かず、どうしたらいいのかわからないと思います。
というわけで、もっと細かく分けて、ひとつずつ手順を解説していきます。
行動する
まず、この記事を読んだら行動してください!読んだ“だけ”では何も進みません。
死ぬまで借金で苦しむんだ…
という暗い気持ちも、行動によって具体的な道筋が見えてくると、希望に変わります。
まじめに返済を頑張らず、できるだけ早い段階で行動しましょう。
私の場合は、完全に追い詰められてからようやく動き出しましたが、とにかく早い方がいいです。
最後まで読まなくてもいいので、「よし!相談しよう!」と思った瞬間に、行動してください!
相談先を探す
どこに相談したらいいかわからないときは、とりあえず『法テラス』に電話してみましょう。
国が設立した機関で安心ですし、適切なアドバイスをくれるはずです。
条件さえ合えば、「いつにしますか?」と相談日程まで具体的に決まるかもしれません。
もし『法テラス』を利用できなくても、各都道府県の『弁護士会』など、他の相談先を教えてくれます。
いきなり民間の大手事務所を当たるよりも、まずは行政機関のほうが無難です。
他には『弁護士ドットコム』というサイトで、近所の弁護士事務所を探すこともできます(すべての弁護士事務所が載っているわけではありません)。
なお、電話をする前に、現在の収入や、借金の総額だけでも伝えられるようにしておくと、話がスムーズに進みます。
借金の状況をまとめる
相談先を決めて日程を予約したら、借金の状況をまとめましょう。
最低限、どこからいくら借りているのかがわかればOK。
家や車などの資産があるようなら、それもわかるようにしておくとGoodです。
もはや把握できていなくて全然わからない
という場合は、通帳とか請求書とか全部持って行っちゃいましょう!
時間が足りなくなるかもしれませんが、ここでつまずいて相談を諦めるよりは断然いいです。
「いくら借金があるのかわからない」という状況も含めて話してください。
相談に行く
いざ相談に行ったら、包み隠さず全てを正直に伝えましょう。
ここで見栄を張っても意味はありません。嘘を言ってもマイナスにしかなりません。
正確な状況と情報を伝えることで、「どうやったら一番いいか」という最善の対応に行きつきます。
また、相談したからといって、その場でその人に依頼しなければいけないわけではありません。
一ヶ所だけではなく、数ヶ所に行ってみることをおすすめします。
自己破産なのか
任意整理なのか
個人再生なのか
最終的な結論は変わらなくても、いろんな人の意見を聞いてみると、自分の中での納得感が深まります。
ただし、相談に一ヶ月もかけていては、次の返済日がやってきてしまうので、時間に余裕がないときは早めに決めて依頼しましょう。
スピード重視!
検討する
何ヶ所か相談した場合、どこに依頼するか考えなくてはいけません。
何を重視して決めるかは悩ましいところですが、まず一番わかりやすいのは『費用』だと思います。
とはいえ安いだけでちゃんとやってくれないと困ってしまいますから、他の要素も検討する必要があります。
『借金問題が得意な人』とか
『家から近い』とか
『ベテランがいいな』とか
『大手事務所がいいな』とか
最終的には、『信頼して任せられる』と感じた人に決めることが一番かなと思います。
繰り返しになりますが、依頼は早いほうがいいので、悩みすぎは禁物です。
依頼する
弁護士(事務所)を決めたら、正式に依頼します。
弁護士から債権者(借金してるところ)に『受任通知』が送られ、すぐに返済がストップします。
『着手金』が必要なところもありますが、借金の返済が無くなった分を回せばOK。
報酬も分割に応じてくれるところがほとんどです。
だってお金が無くて相談してるんだから
そのほかに『実費』としてかかる費用を渡す必要があります(収入印紙代、官報掲載代など)。
指示に従う
依頼後は、原則として弁護士の指示に従いましょう。自分の判断でむやみに動くと、取り返しのつかないことになる場合があります。
たとえば、
『勝手に債権者と連絡を取り合う』
『A社にだけ内緒でお金を返す』
など、こんなことをすると、自己破産を許可してもらえなくなります。
長期旅行や遠方への引っ越しもNGです。
知らずに問題行動をしてしまうこともあるため、面倒でも必ず弁護士に確認してください。
必要なものを用意する
重要な書類など、ほとんどは弁護士が作成してくれますが、申し立てをする本人が用意しなければいけない書類もあります。
家族構成や家計の収支などは本人でないと書くのが難しいですし、『破産に至った経緯や事情について』は、本人の言葉で丁寧に書くことが大事になります。
通帳のコピーや住民票も必要です。
このほか、私はFXでやらかしたので、取引履歴や損益データを作成しました。
totoBIGと競馬の収支報告も作成しました。
すべての書類が揃ったら、弁護士が裁判所へ提出します。
自己破産するための書類準備はとても面倒ですが、借金がチャラになると考えたら、たいした労力ではありません。がんばりましょう!
裁判官と面接する
まず、あらかじめ弁護士と裁判官が面接し、そこで『同時廃止』か『管財事件』かが決まります。
『同時廃止』になると、『免責審尋』(本当に借金チャラにしていいかの最終判断)の日時が指定され、裁判所で裁判官と面接をします。
「反省してますか~?」
「今後どう過ごしていきますか~?」
的なことを聞かれますが、当たりさわりのない返答をしておけばOK。弁護士も同席しますし、面接の前にアドバイスがあると思うので、心配いりません。
管財事件になった場合は、管財人(別の弁護士)によってさらに調査されることになり、まだ終わりません。
費用も追加で20万円以上かかります。
でもここでがっかりせず、最後までやりきりましょう!
借金がゼロになる
すべての手続きが終わると、『免責許可証』が届き、晴れて借金がゼロになります。
5年間はクレジットカードを作れなかったり、ローンを組めなかったりしますが、日常生活への支障はありません。
デビットカードなら作れますし、クレジットカードも家族カードなら所有できます。
借金がゼロになると、返済も無いので、お金が貯まります。
投資で資産形成をしたり、プラスの世界で生きることができます。
つくづく利子の高さを実感します。
いまこれを読んでいる借金持ちの方、自己破産でも任意整理でもいいので、どうか借金から解放されてください。
とにかく動き出してください。まずは相談からスタートです!