こんにちは、クラゲと申します。
詳しい経緯は後でお話ししますが、当時はまともな思考ができなくなっており、頭がおかしかったとしか思えません。
しかし、2019年に自己破産して借金はゼロになりました。
一方、もちろん自分個人でのクレジットカードは作れませんし、iPhoneを買うためのローンすら組めません。
でも、とても幸せに暮らしています。
特別なことは何もしていません。
SNS上などで勧誘される『怪しそうな解決方法』を使ったわけでもありません。
普通に自己破産しただけです。
つまり、借金問題は『誰でも解決できる』ということです。
とはいえ、多少の労力は伴います。
自己破産するための書類準備などですね。
でもほとんどは弁護士がやってくれますし、借金がゼロになることを考えたら、たいした苦労ではありません。
このサイトでは、私の『経験と体験』をもとに、正攻法で確実に借金問題を解決できる方法をお伝えします。
借金持ちの方々、諦めないでください！
初めての借金
初めて消費者金融で借金をしたのは20歳くらい。プロミスでした。
当時は、『武富士』『アイフル』『アコム』『プロミス』あたりが、頻繁にCMを流していた記憶があります。
プロミスに決めたのは、たまたま近くにいた『借金取りをしている』という知人に聞いたアドバイス。
「どこがいいですか？」とたずねたところ、「一番マシなのはプロミスかな」と教えてもらいました。
限度額20万円からスタート。同時に、クレジットカードも1枚くらい持っていたほうがいいと思い、三井住友VISAカードを取得しました。
利用限度額は10万円、支払いは悪魔の『リボ払い』。
増えていく借金
高校と専門学校を卒業後、就職せずにフリーターとして居酒屋やパチンコ店でアルバイトをする日々。
とにかく働くことが面倒で、無職の期間も長かったですね。
そうすると当然ながら収入は少なく不安定。クレジットカードはあっという間に限度額へ達してしまい、引き上げました。
プロミスの限度額も、50万円、100万円へと、段階的に上がっていきました。
さらに新車を134万円の7年ローンで購入して、直後にアルバイトを辞めるという圧倒的暴挙。
とにかく借金を自転車操業で回しながら、なんとかごまかしていました。
就職しても減らない借金
ようやくやりたいことが見つかって専門学校へ通い始めたのが26歳のとき。
しかしやはりアルバイトが面倒で、奨学金を借りられるだけ借り、生活費も奨学金からまかなっていました。
30歳手前で初めて就職。月の手取りが15万円程度という低さではありましたが、安定した収入が毎月入ってくるのは大きかったですね。
でも給料を何に使っていたのかは記憶に無く…ボーナスはまとまったお金として返済に回していた気がします。
FXで加速する借金
就職して6年目くらいでしょうか。知人からＦＸ（外国為替証拠金取引）の話を聞いてしまったんです。
そこから一気に借金地獄が加速していきました。
給料を全部つぎ込み、負けても負けてもとにかく入金して取引。お金が無くなったら限度額を上げて借金。新しいカードを作って借金。
その分を貯金できていたら、今ごろ500万円くらいが手元にあったはずです。
もはやどこでいくら借金をしていたかすらよく覚えていません。
おそらくプロミスは100万円、三井住友は120万円に、バンクイックからも50万円借りていたと思います。
おまとめローンの罠
ここで東京スター銀行の『おまとめローン』を利用し、借金を一本化しました（奨学金は別）。
これを機に、「もう借りてしまわないように」とプロミスを解約。
総額と返済日が分かりやすくなり、コツコツ返済していけばなんとかなる…と思ったのも束の間、そううまくはいきません。
借金をまとめたことでカードローンなどの借入額がゼロになり、また借りられるようになってしまったんです。
東京スター銀行にまとめた借金はそのまま残り、再びカードローンで借金を重ねて増える一方。
クレジットカードではキャッシングできなかったため、飲み会の支払いを引き受けるなどして、最大まで現金化していきました。
まだまだ増える借金
東京スター銀行にまとめた1～2年後、金利の低いSBIネット銀行に200万円の借金をまとめて、東京スター銀行を解約。
新規でYahooカードを契約して30万円を借入れ、結婚式の費用捻出のために楽天銀行の多目的ローンを契約して100万円を借入れ。
夫婦で一緒にコツコツ貯めていた預金にも手を出し、奨学金と合わせて、めでたく700万円を超えました。
いま考えると、よくこれだけの金額を借りられたなと驚きます。年収の倍の金額を借りられてしまう仕組みにも問題があるように思いますが…。
よほど借り方が上手かったのかもしれません。
ギャンブルでトドメ
ほどなく、会社を辞めました。700万円以上の多重債務を抱えながら、なにを血迷ったのでしょうか。
退職金の100万円を元手にFXで稼ごうと思いました。
「宝くじを当てて一気に返済するしかない！」と考え、サッカーくじのtotoBIGを買いまくりました。
あっという間に退職金100万円が溶けました。
totoBIGをクレジットカードで買っていたのですが、ショッピング枠の仕様なのか、上限を超えていても普通に使えてしまい、月の返済が30万円を超えることもありました。
ここまできて、ようやく限界を悟りました。
妻に告白しました。
お互いの両親にも告白しました。
離婚の話も出ました。
死ぬことも考えました。
でもね、たかが借金なんですよ。死ぬほどのことじゃないんです。やり直せばいいだけ。そう思い、相談先を探し始めました。
借金解決に向けて相談開始
最初の相談先は『財務局』。きっかけは、妻が銀行で見つけたチラシでした。すぐに相談へ行き、自己破産に向けての具体的な行動を教えてもらいました。
その帰り道、『法テラス』に電話しました。収入要件を満たせず、利用はできませんでしたが、励まされました。
翌日、『日本クレジットカウンセリング協会』に電話しました。やはり『自己破産』を勧められ、利用はできませんでしたが、他の相談先を紹介してくれました。
『弁護士会』の無料相談にも行きました。「totoとかやってる場合じゃないよね」と怒られました。
『個人事務所の弁護士』に相談しました。借金問題を得意にしている人でした。自宅近くで助かりました。とても信頼できそうだったので、その場で依頼しました。
税金や年金も納められずに滞納していたので、役所にも行きました。
自己破産で借金がゼロに
弁護士から借金先へ『受任通知』が届き、すぐに返済がストップ。
弁護士の指示に従って、各種証書を取りに行ったり、必要な書類を作成したり。
それなりに一生懸命やりましたが、最終的に約一年かかりました。返済が止まると安心してしまうのだと思います。
そのあいだに再就職して、安定した収入を確保しました。
手続き終了後、『同時廃止』との連絡を受けました。
FXなどのギャンブルが主な原因だったため、『管財事件』になる可能性が高いと告げられてはいましたが、「調査が尽くされていて管財人不要」とのことでした。弁護士の力が非常に大きかったと思います。
弁護士と一緒に裁判所へ出向き、面接。反省の気持ちを述べて終了。堅い握手を交わして別れました。
せっかくなので、官報に載っているか探してみましたが、見つけられませんでした。残念。
一通だけ「お金貸します」という手紙が届いたので、ちゃんと官報に載ってはいたようです。渋谷の会社なのに消印は北海道でした。
やっぱりローンは組めない
自分のクレジットカードは作れませんが、家族カードなら作れました（引き落とし口座が妻名義）。妻が主契約のカードで、私のカードを持つことができました。
また、自分のカードも無いと不便なので、与信の必要が無い『デビットカード』を作りました。口座に入っている金額までしか使えないカードです。
iPhoneをローンで買えるか試してみましたが、やはりカードローン（orico）を組めませんでした。
自己破産で幸せな未来を！
自己破産によって借金が無くなってからは、平和そのものです。
現在の年収は約500万円。物欲が無く、お金を使わないため、貯金も年200万円くらいできています。妻の収入もあるため、経済的な心配はありません。
「借金が無いとはこういうことか」と実感しています。
借金は利息が高く、本当に無駄です。一刻も早く悪循環から抜け出し、プラスの世界に戻ってきてください。