自己破産の相談先を紹介するシリーズ。
第2弾は、『法テラス』です。
国によって設立された機関であり、
・風邪をひいたら『内科』
・法的トラブルで困ったら『法テラス』
ってくらい、間違いありません。
費用も格安です
ということで、今回は『法テラス』で相談するメリットとデメリット、相談の流れについてザックリ解説します。
- 国が設立した機関だから安心
- 相談無料、しかも3回できる
- 費用格安、立替可、分割払い可
- やさしい
- 収入が高いと使えない
- 数が多くない
『法テラス』とは
国が設立した『法的トラブル解決の総合案内所』で、法務省が所管する公的な法人です。
借金の相談だけではなく、離婚や相続など、あらゆる法的トラブルの相談に乗ってくれます。
法テラスのメリット
安心安全
国が作って運営しているので、安心です。
相談無料(30分×3回)
相談費用は無料です。
時間は1回30分ですが、法テラスの場合は『3回まで』相談できます。
内容が変わればまた3回相談できるので、
『借金で3回』『離婚で3回』
みたいなことも可能です(避けたいですが)。
費用が安い
標準的な費用に比べて、かなり低く設定されています。
相場の50%~70%くらい
また、費用を立て替えてくれるほか、分割払いも可能なので、お金が無い人でも依頼や手続きを進められます。
やさしい
たぶんみんなやさしいです。
法テラスのデメリット
収入が高いと利用できない
法テラスには『収入要件』と『資産要件』があり、この要件を満たしていないと利用できません。
具体的な手取り月収を挙げると、
『独身で180,200円以下』
『夫婦二人で252,000円以下』
といった感じです。
やっかいなのは、夫婦で合算されてしまう点。
自分が無職の一文なしでも、奥さんに収入や貯金があるとダメなんです。
私のケースがコレでした
とはいえ、一円でも多かったらダメというわけでもないようですし、無料相談の段階では資産までは考慮されないので、諦めずにぜひ一度電話してみてください。
数が少ない
法テラスの事務所は数が少なく、県庁所在地に1ヶ所だけという地域もあります。
ただ、電話でも相談できますし、他の相談場所も案内してくれるので、とりあえず連絡してみて損はありません。
法テラスに相談する流れ
問い合わせる
まずは電話をします(窓口に直接行ってもOK)。
「借金で困っていて相談したいんですけど…」と伝えましょう。
すると、収入の状況を確認されます。
自分の収入や奥さんの収入が、大まかに分かれば大丈夫です。
メールでの問い合わせも可能です
面談の日時を決める
利用できる場合(収入が少ない場合)、最寄りの法テラス事務所で面談することになります。
日時を決めて予約しましょう。
どうしても事務所に行けなければ、コロナ流行中は電話相談も可能になっています。
会って相談する
あとは約束した日時に行けばOK。
相談した弁護士にそのまま依頼してもいいですし、合わないなと思ったら、自分で他の弁護士を探しても構いません。
その場合は、事務所のホームページなどに「法テラス利用可能」と書いてある弁護士に相談し、「法テラスを使いたいんですけど」と伝えましょう。
まとめ
- 国が設立した機関だから安心
- 相談無料、しかも3回できる
- 費用格安、立替可、分割払い可
- やさしい
- 収入が高いと使えない
- 数が多くない
『法テラス』は、まず最初の相談先として、間違いない場所です。
利用できるかどうかは置いておき、とりあえず電話してみましょう!