●法テラスを利用できない
●JCCOを利用できない
●弁護士会で相談した人もイマイチ
こうなると、完全に自分で弁護士を探して依頼するしかありません。
ネット検索で近所の弁護士を探してもいいですし、『弁護士ドットコム』などのサイトを使うのも有効です。
探し方は別の記事で紹介するとして、ひとまず今回は、個人弁護士事務所のメリットとデメリット、実際に相談する流れについて解説します。
- 独立開業した弁護士の事務所
- 相談は初回無料がほとんど
- 好きな人を選べる
- きっと一生懸命やってくれる
- 弁護士とのトラブルは自己責任
個人の弁護士事務所とは
個人事業主として独立開業した弁護士の事務所です。
必ずしも1人というわけでもなく、2~3人で共同運営しているところもあります。
個人弁護士事務所のメリット
相談無料
初回30分は無料だと思って大丈夫です。
まず相談に来てくれないと商売になりませんから、いきなり有料にしているところはほとんど無いと思います。
好きな人を選べる
自分で探すので、好きな弁護士を選ぶことができます。
費用、立地、経歴などを考えて選び、実際に相談した印象や相性などを踏まえて、好きな弁護士に依頼します。
一生懸命やってくれる
自分を指名してくれた大事なお客さんですから、一生懸命やってくれるはずです。
評判が悪くなっちゃっても困りますからね。
どこの弁護士でも一生懸命やってくれることに変わりはないと思いますが、いろいろと融通を利かせてくれるなど、特に大事にしてくれるのではないかと思います。
個人弁護士事務所のデメリット
騙されても自己責任
万が一、弁護士が破産したり、着手金を持ち逃げしたり、ということがあったとしても、残念ながら自己責任になります。
自分で選んで依頼していますからね。
そうなると、自己破産するための弁護士をまた探さなければならず、場合によっては弁護士からお金を取り戻す裁判も必要になるなど、とても大変です。
弁護士が倒れたら困る
弁護士が体調不良で倒れたりしたらどうしよう、という不安はあります。
連携している弁護士がいると思うので、おそらくその人が引き継いでくれますが、当初の予定通りに進まないかもしれません。
個人弁護士に相談する流れ
一応、借金を確認しておく、
絡する前に、借金がいくらあるのか確認しておきましょう。
しなくても大丈夫ですが、おおまかにでも把握しておくと、聞かれたときに答えやすいです。
連絡する
電話のほか、メールで問い合わせできる事務所もあります。
電話の場合、「多重債務の相談をしたいのですが…」と伝えると、相談の日時を予約することになります。
メールの場合、相談の内容や借金の状況を記載して送信し、返信を待ちます。
入力フォームが設定されていることもあります。
相談に行く
約束した日時に事務所へ行き、相談します。
持ち物は、収入と借金の状況がわかるもの。
借金の一覧や、通帳・請求書など、関係しそうなものをありったけ持って行きましょう。
詳しくは電話したときに教えてくれるはずです。
依頼する
相談して「この人にお願いしたい」と思ったら、正式に依頼します。
迷ったら相談だけして帰っても大丈夫ですし、「この人はちょっと…」と思ったら他を探せばOKです。
ただし、10人も相談していたら自己破産が遅くなってしまうので、選ぶ段階でよく考えて、せいぜい2~3人で決めましょう。
まとめ
- 独立開業した弁護士の事務所
- 相談は初回無料がほとんど
- 好きな人を選べる
- きっと一生懸命やってくれる
- 弁護士とのトラブルは自己責任
費用や距離も大事ですが、やっぱり『借金問題を得意にしている』人にお願いするのが確実かなと思います。
悪い人は滅多にいないはずですから、あまり心配せず連絡してみましょう。